《長崎の歌は忘れじ》(読み)ながさきのうたはわすれじ

世界大百科事典(旧版)内の《長崎の歌は忘れじ》の言及

【田坂具隆】より

…第2次世界大戦後,日本映画を研究しはじめた外国の評論家のなかには,この作品をG.W.パプスト監督の《西部戦線一九一八年》(1930)やルイス・マイルストン監督の《西部戦線異状なし》(1930)とならぶ〈反戦映画〉とみなすものもいる。45年応召して広島で被爆し,闘病4年,《どぶろくの辰》(1949)で再起し,原爆投下という歴史的事実をめぐって占領軍と映倫からクレームのついた《長崎の歌は忘れじ》(1952)ののち,《女中っ子》(1955)で左幸子,《乳母車》(1956)で石原裕次郎,《五番町夕霧楼》(1963)で佐久間良子の魅力を引き出し,喜劇《スクラップ集団》(1968)を最後に仕事を離れる。夫人は監督2年目に撮った探偵活劇《鉄腕記者》(1927)のヒロインを演じた女優の滝花久子。…

※「《長崎の歌は忘れじ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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