《雪ごもり》(読み)ゆきごもり

世界大百科事典(旧版)内の《雪ごもり》の言及

【ホイッティア】より

…とくにD.ウェブスターの変節を弾劾する詩《イカボッド》(1850)は有名。しかし南北戦争後はむしろ故郷の自然や神への敬愛の思いを歌うようになり,なかでも《雪ごもり》(1866)は代表作で,ニューイングランドの雪景色を背景に,質朴で温かい農民の家庭が懐かしくもの悲しく描き出されている。むろん詩人自身の郷愁と家族をしのぶ思いがこめられているのだが,同時に戦後急速に都市化していく故郷を嘆く挽歌でもある。…

※「《雪ごもり》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」