《音楽大全》(読み)おんがくだいぜん

世界大百科事典(旧版)内の《音楽大全》の言及

【楽器】より

…ルネサンスからバロックにかけて(15~18世紀),とくに器楽が発達し,現在のオーケストラや室内楽で使われるほとんどの楽器の基本形ができあがった。文献の上ではヨーロッパにおける最古の音楽百科事典といわれるプレトリウスM.Praetorius(1571ころ‐1621)の《音楽大全Syntagma musicum》(全3巻)の第2巻(1619)に,楽器の詳細な記述がみられる。 日本語の〈楽器〉は中国に由来する漢語であるが,その概念は〈音楽〉の語と同様に近代になって輸入されたヨーロッパ文化の強い影響を受け,主としてヨーロッパ系の楽器を意味する語として使われ始めた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」