《頓医抄》(読み)とんいしょう

世界大百科事典(旧版)内の《頓医抄》の言及

【医学】より

…彼の著書《喫茶養生記》は,中国やインド医学の説を引用しつつも,著者独自の見解を提出した,最初の日本医学書といわれる。梶原性全は,和文で書かれた最初の医書《頓医抄》50巻(1303)と,《万安方》62巻(1315)の著者として知られている。後者は,隋・唐・宋の医書を参照しながら自分の経験も加えたもので,興味のあるのは内臓諸器官の解剖や生理についてかなり詳しいことである。…

【梶原性全】より

…浄観と号した。鎌倉で著述した《頓医抄》《万安方》の2書が知られる。実地医療にたずさわったが,叡尊や忍性らのように社会事業や救療活動に直接関与したか否かは不明。…

※「《頓医抄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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