《高い城の男》(読み)たかいしろのおとこ

世界大百科事典(旧版)内の《高い城の男》の言及

【ディック】より

…1960年代には短編の名手として知られたが,やがてユングの思想等に共鳴して,原因と結果の緊密な関係(因果律)を原理とする現実世界の虚妄性に関心を向け,SFの枠を超える問題作を書きだした。枢軸側が第2次大戦に勝利した〈もう一つの歴史〉を易学の応用によって描いた《高い城の男》(1962)でヒューゴー賞を受賞。以後は人間の意識と現実との複雑な関係を独創的な視点から解明しつづけ,注目を集めた。…

※「《高い城の男》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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