世界大百科事典(旧版)内の《高野大師行状図画》の言及
【弘法大師絵伝】より
…鎌倉時代には各宗の祖師の伝記絵巻が隆盛したが,その風潮の中でこの絵伝も13世紀ころから真言宗寺院の教化の具として大いに流布した。《高祖大師秘密縁起》10巻(13世紀半ば),《高野大師行状図画》6巻(1272ころ),同10巻(1319ころ)の3系統はいずれも原本は失われ,後世の転写本や版本が多数のこる。一方,東寺所蔵の《弘法大師行状絵巻》12巻は,高野山の系統をひく前記諸本のほか各種伝記を集大成したもの。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」