世界大百科事典(旧版)内の《17,18世紀における反射概念の形成》の言及
【カンギレム】より
…またソルボンヌの科学・技術史研究所長としてもバシュラールの後継者であり,現代フランスの科学哲学,科学史の分野の長老的存在として活躍している。重要な論考として《17,18世紀における反射概念の形成》(1955)などがあり,内在史的な立場でありながら,科学の歴史を,理論内部での自律的かつ論理的・因果的な発展過程として定位するA.コイレらとは違って,幅広い文脈のなかから,概念のさまざまな様相を浮かび上がらせる独特の手法をとる。それはM.フーコーに発展的に受け継がれている。…
※「《17,18世紀における反射概念の形成》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」