《EscapefromFreedom》(その他表記)EscapefromFreedom

世界大百科事典(旧版)内の《EscapefromFreedom》の言及

【権威主義】より

…クレデンダとは,ミランダに比して知性に訴える点に相違があり,権力が尊厳,服従,犠牲などの対象となり,神による授権,卓越した指導力の表現,なんらかの合意形成手段による多数意見に依拠するとの理由から,正統性が独占される状況である。またE.フロムはドイツの中産階級の社会的性格の研究をとおして,近代社会で生みだされた〈自由〉は消極的な〈……からの自由〉であって,積極的な〈……への自由〉ではないと説く(《自由からの逃走Escape from Freedom》1941)。近代的自由の一面には個人の孤独化と無力化があり,そこから逃避することによって,権威主義,破壊性,機械的画一性などの心的作用が現れるとする。…

※「《EscapefromFreedom》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む