世界大百科事典(旧版)内のアイフィンガーガエルの言及
【アオガエル(青蛙)】より
…原産地は東南アジアなど。八重山諸島の森林深くに生息するアイフィンガーガエルChirixalus eiffingeriは体長3~4cm,白い大きな目をした種で,昼間は小さな樹洞に隠れている。繁殖期は長く,春から夏にかけて数十個の大粒卵を樹洞の水たまりの水面上に産みつける。…
【カエル(蛙)】より
…ダーウィンハナガエルRhinoderma darwiniiでは雄が育児を担当し,鳴囊内が子ガエルでいっぱいになるまでめんどうをみるが,オーストラリア産イブクロコモリガエルRheobatrachus silusは,雌が胃袋の中で幼生を育てる。そのほか安全な樹洞の水たまりに産卵する八重山列島産のアイフィンガーガエルChirixalus eiffingeri,流れに泥の堤を築いて産卵するカジヤアマガエルHyla faberなど,卵や幼生の保護にさまざまなくふうが見られる。オーストラリアの乾燥地帯に生息するミズタメガエル類Cycloranaは,地中で繭に包まれて数ヵ月の乾燥に耐え,スコールでできたわずかな水たまりに急いで産卵する。…
※「アイフィンガーガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」