世界大百科事典(旧版)内のアインシュタインの公式の言及
【量子力学】より
…アインシュタインは,光の変換の例として光ルミネセンスと光電効果をあげ,前者に対するストークスの法則と後者に対するレーナルトの法則が光量子の観点から直截的に理解されることを示した。しかし,光電効果において金属板から飛び出してくる電子のエネルギーの最大値をhν-Pとしたアインシュタインの公式(Pは電子が金属から脱出するのに使うエネルギー)が実証されたのは16年であり,R.A.ミリカンによる。また光が実際にエネルギーと運動量のかたまりとして電子と衝突することがコンプトン効果により実証されるのは23年になってからである。…
※「アインシュタインの公式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」