世界大百科事典(旧版)内のアウグスティヌス会則の言及
【修道院】より
…イタリアではローマとミラノ,南フランスではトゥーロンの南東のイエール島やその東方のレランス島,ロアール川中流のトゥール付近,それにはるか遠くのアイルランド,これらが最も早く修道集落のできた所である。アウグスティヌスはローマとミラノで見聞した修道生活をアフリカのヒッポに持ち帰り,ここに建てた修道院のために〈アウグスティヌス会則〉を作成したといわれる。レランス島はローヌ川流域の修道院の源となり,トゥールに修道院を開いたマルティヌスはフランク王国の守護聖人とされ,イタリアやガリアに新設された多数の修道院も彼の名を冠した。…
※「アウグスティヌス会則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」