世界大百科事典(旧版)内のアウレの言及
【住居】より
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[古代ギリシア,ローマの中庭型住居址]
古代ギリシアの住居は中庭型が多く,オリュントス(前5~前4世紀),プリエネ(前3~前2世紀),デロス島(前2世紀)などの住居が発掘されている。その構成は,道路に面した入口の門(プロテュロンprothyron)から中庭(アウレaulē)に入ると中庭に面して屋根の差しかけられた歩廊(パスタスpastas)があり,そこに各室が入口を開くというものであった。主室(アンドロンandrōn)は,元来は男性の客をもてなす部屋であったが,食堂,宴会場としても用いられた。…
※「アウレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」