世界大百科事典(旧版)内のアエオリック式の言及
【ボリュート】より
…広義には各種建築装飾の渦形ないし渦巻飾りを意味する。柱頭の渦巻文様はエジプト建築のユリ形装飾に起源すると考えられ,中近東を経て前7~前6世紀の小アジア沿岸部でほぼギリシア古典期の洗練された完成形に近い双渦形(アエオリック式Aeolic capitalとよばれる)が定着をみた。通例左右一組2個の渦巻を組み合わせるが,隅部の柱では4方向にむけて4個の渦巻をつける例もある。…
※「アエオリック式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」