あしか島(読み)あしかじま

世界大百科事典(旧版)内のあしか島の言及

【アシカ(海驢∥葦鹿)】より

…1900年代まで伊豆七島各地に生息し,1800年代には銚子半島や紀伊半島にも群れをなしていた。各地に〈あしか島〉(海鹿島などと書く)の名があるのは,この海獣が繁殖地としていた場所である。日本人はあまりこの獣を利用せず,観察がまれであったため,近世の書物では形態の類似したオットセイ,アザラシ,トド,ラッコなどと混同して論じられている場合が少なくない。…

※「あしか島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」