世界大百科事典(旧版)内のアシダの言及
【下駄】より
…江戸時代の中ごろから工具が発達して家内工業がおこり,下駄屋が出現し,下駄が大衆化して歩行にもっぱらはかれるようになった。 下駄は古くはアシダと呼ばれ,足下から名付けられたことが《和名抄》によってわかる。また奈良時代の《東寺写経所解》(760)には木沓(きぐつ)と木履(ぼくり)が併記されているが,出土物には木を靴の形にくり抜いたものと,いわゆる今日の下駄の両方があることから,ボクリと呼ばれていたことがわかる。…
※「アシダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」