世界大百科事典(旧版)内のアジアイネの言及
【イネ(稲)】より
…このうち,Oryzae節に属する野生稲の1種オリザ・ペレニスO.perennisから栽培種が分化したとみなされている。ただし西アフリカの一部の地域では,Oryzae節に属する別の野生稲オリザ・ブレビリギュラータO.breviligulataから起源したとされるアフリカイネO.glaberrimaが栽培されており,これと区別する場合には,通常の栽培稲O.sativaをアジアイネと呼ぶ。 アジアイネの栽培の起源地については,インドの東海岸,インド北部,あるいはアッサムから中国の雲南にかけての地域などとする説があり,確定していないが,アッサムから中国の雲南にかけての地域とする説が現在有力になりつつある。…
※「アジアイネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」