アストゥリアス革命(読み)あすとぅりあすかくめい

世界大百科事典(旧版)内のアストゥリアス革命の言及

【アストゥリアス】より

…第1次大戦で中立を保ったスペインは経済発展を享受したが,労働争議が続発し,アストゥリアス地方でも社会主義者の指導する労働運動が高まった。第二共和制(1931‐39)下の1934年10月には,オビエドを中心にアストゥリアス革命が勃発し,労働者のコミューンが設立されたが,約2週間で鎮圧され,2年後に突入する内戦の重要な契機のひとつとなった。【フアン・ソペーニャ】
[アストゥリアス王国の美術]
 8~10世紀のアストゥリアス王国は首都オビエドを中心に西ゴート王国の美術様式を受け継ぎさらに発展させた。…

【オビエド】より

…石炭・鉄を豊富に埋蔵した山脈が背後に控え,19世紀以降,機械・鋳物工業が盛んで,リンゴ酒も産する。1934年には,約2週間にわたる労働者コミューンが設立されたアストゥリアス革命の中心地となった。36‐39年の内戦でも破壊を被ったが,14~16世紀の大聖堂など,由緒ある建造物は修復されている。…

【フランコ】より

…31年サラゴサ陸軍士官学校長の時の演説がM.アサーニャ陸相の反感を買った。34年10月アストゥリアス革命鎮圧の作戦を指揮。35年モロッコ方面軍司令官,統合参謀長に任命された。…

※「アストゥリアス革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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