アスハーブ(読み)あすはーぶ

世界大百科事典(旧版)内のアスハーブの言及

【食客】より

居候【川勝 義雄】
[アラブ社会]
 アラブ社会では7世紀末から,総督その他の有力者が私的軍団を持ち始めた。兵士の大部分は解放奴隷,逃亡農民からなる非アラブのマワーリーであったが,上層部には有力者と同じ部族に属するアラブのアスハーブaṣḥāb(仲間)および選ばれたマワーリーがおり,ともに有力者の最も信頼する腹心の部下だった。有力者はつとめてアスハーブおよび選ばれたマワーリーと食事をともにし,財貨を分け与え,必要の際の忠誠を期待した。…

※「アスハーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む