世界大百科事典(旧版)内のアスボライトの言及
【呉須】より
…呉須で下絵を書き釉をかけた磁器を,日本では染付,中国では青花とよぶ。天然には黒色,土状の呉須土(鉱物名アスボライトasbolite)として産出する。呉須土の主成分は酸化コバルトで,鉄,マンガンなどの酸化物が不純物として含まれ,これらが多いと釉の色が青紫色から,くすんだ色になる。…
【コバルト】より
…コバルトはニッケルといっしょに産出することが多い。おもなコバルト鉱物はヒ(砒)コバルト鉱CoAs2,輝コバルト鉱(Co,Fe)AsS,スクテルード鉱(Co,Ni)As3,カロライト(Co,Cu)3S4,リンネ鉱(硫コバルト鉱)Co3S4,コバルト華,呉須土(ごすど)(アスボライト,酸化コバルトを含むマンガン土)などで,隕石中に少量含まれることもある。主産地はアフリカのコンゴ民主共和国で,古くから有名である。…
※「アスボライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」