世界大百科事典(旧版)内のアタリヤの言及
【アタリー】より
…91年には宮廷で質素な総稽古が行われただけであり,コメディ・フランセーズ初演は1716年。旧約聖書《列王紀》と《歴代志》を典拠に,ユダ王国に君臨しバアルを信仰する女王アタリー(アタリヤ)を,エホバ(ヤハウェ)の大神官ジョアード(エホヤダ)が倒し,王子ジョアス(ヨアシ)を戴冠させるクーデタを扱う。己が権力を不動のものとするために自分の子の一族を皆殺しにしたアタリーは,夢に少年により暗殺される光景を見て不安になり神殿を訪れるが,そこに夢の少年の姿を見て動揺する。…
【ユダ王国】より
…したがって,南ユダ王国においては,北イスラエル王国においてひんぴんと起こったような王朝交代は一度もなかった。前842年ころ,オムリ家出身の王母アタリヤAthaliahがユダ王国の王位を簒奪したが,7年後にアタリヤは殺され,ダビデ家のヨアシJoashが王位を再興した。この事件に関連して〈国の民〉と呼ばれるユダ族の代表が,ダビデ家に王位を取り戻すために活躍した。…
※「アタリヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」