世界大百科事典(旧版)内のアチソン黒鉛の言及
【黒鉛】より
…アメリカのE.G.アチソンは,1896年に炭化ケイ素SiC製造用の炉を調べたところ,炉内の最高温度になる部位にSiCが分解して黒鉛が生成していることを発見,アーク炉により人造黒鉛を製造することを考えた。このため人造黒鉛をアチソン黒鉛ともいう。用途に応じた製法があるが,成形品をつくるには,原料の炭素材料(コークス,無煙炭,カーボンブラックなどの無定形炭素)を粉砕,ふるい分けする。…
※「アチソン黒鉛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」