アテネ憲章(読み)あてねけんしょう

世界大百科事典(旧版)内のアテネ憲章の言及

【ル・コルビュジエ】より

…27年,国際連盟本部ビルの競技設計に参加入賞しながら不当の扱いを受け,S.ギーディオンと語らい,28年スイスのラ・サラにW.グロピウスをはじめ各国の進歩的建築家の参加を求め,CIAM(シアム)(近代建築国際会議)を発足させる。以後CIAMは,第2次大戦後の第10回(1956)まで,毎回最も現代的な課題を掲げて,世界の建築家を集め提案,決議を行い,憲章(1933年の〈アテネ憲章〉が著名)を発表して大きな影響力をもったが,その中心にはつねにル・コルビュジエがいた。32年,H.R.ヒッチコックとP.C.ジョンソンにより国際様式建築が定義づけられ,かつこれからの近代建築のあるべき姿として多くの共感を呼んだが,それに先立って発表されたル・コルビュジエのシュタイン邸(1927),サボア邸(1928‐31)などはその最も有力な確証を与える作品であった。…

※「アテネ憲章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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