世界大百科事典(旧版)内のアナスピデス目の言及
【ムカシエビ(昔蝦)】より
…尾節は尾肢とともに尾扇をつくるが,尾節に尾叉のあるものもあるなど,軟甲亜綱の一員であることを示すと同時に,原始的な形をとどめている。 原エビ上目ははじめ,古生代の地層から出た化石種だけからなるアナスピデス目のみを含んでいたが,1892年にタスマニアの高山(約1200m)の渓流の水たまりにすむ,体長5cmほどの現生種Anaspides tasmaniaeが発見された。アナスピデス類は体長1~5cmと大きく,眼をもっている。…
※「アナスピデス目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」