アナロギア(読み)あなろぎあ

世界大百科事典(旧版)内のアナロギアの言及

【同一性】より

…たとえば,プラトンにおいて,宇宙の究極原理である〈一なるもの〉への探究は,この世的なものないし有限なもの一般にかかわる思考の同定した同一性を,いわばくり返し根本にたちかえってつきくずしていく問答法的あるいは弁証法的思考の遂行においてはじめて感得されるものというように考えられていた。また,トマス・アクイナスをはじめとする中世のスコラ哲学の思考においては,超越者たる神の同一性は,神ならざる被造物の同一性とは質的に区別されたものであり,後者を出発点とした類比的な〈アナロギア〉の道にしたがう思考によって達せられるべきものである,というように考えられている。 また絶対者を主観と客観のトータルな無差別と見るシェリングの同一哲学や,同一律を絶対的真理とし,宇宙の根本原理としての〈自我〉に関係させるフィヒテの哲学を批判し,根源の同一性は〈同一性と非同一性の同一性〉でなければならぬと論じたヘーゲルの考えも,前述の二つの位相をそれぞれに生かしながら媒介結合する論理を求めるところから発想されたものにほかならない。…

※「アナロギア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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