世界大百科事典(旧版)内のアビディティの言及
【抗原抗体反応】より
…これに対し,分子上に多種の決定群多数をもつ通常の抗原の抗体との結合力は,各決定群のそれの平均値としてしか求められない。この値は厳密さの点で親和力より劣るので,それを和合力(アビディティ)と呼んで区別する。多くの抗原抗体系では反応はやがて第2相の反応に進むが,1価のハプテンと抗体の反応や多価抗原の場合でも抗体または抗原の一方が大過剰にあったり,膜の表面に固定されていると,反応はここで止まることが多い。…
※「アビディティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」