世界大百科事典(旧版)内のアフマド・ジャッザール・パシャの言及
【オスマン帝国】より
…エジプトでは,イルティザーム制のもとにマムルーク軍人が勃興し,中央政府の派遣する総督(その多くはパシャの称号を与えられた)を傀儡(かいらい)化した。シリアでもアーヤーン勢力の伸張がみられたが,18世紀末にはボスニア地方出身のアフマド・ジャッザール・パシャAḥmad Jazzār Paşa(?‐1804)の過酷な支配を受けた。北アフリカではデイdeyないしはベイbeyを名のる軍人層が実権を握り,帝国支配はすでに名目的なものとなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」