アブラハムの井戸(読み)あぶらはむのいど

世界大百科事典(旧版)内のアブラハムの井戸の言及

【ベール・シェバ】より

…伝承によれば,アブラハムと近くのゲラルの王アビメレクの家来たちが,井戸(ベール)の使用をめぐって誓約(シュブア)を交わしたことからこの名で呼ばれたという(《創世記》21:31)。砂漠のオアシスの町として古くから栄え,イスラエル建国前はネゲブの遊牧民(ベドウィン)の交易市場であり,郊外の〈アブラハムの井戸〉では週1回市場が開かれて,羊,ラクダ,衣服その他の品物を持って集まった遊牧民でにぎわった。 1948‐49年の第1次中東戦争の結果イスラエル国家が建設されると,アラブ住民のほとんどが追われ,その後ユダヤ人都市として急速な近代化と発展を遂げた。…

※「アブラハムの井戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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