世界大百科事典(旧版)内のアマラリックの言及
【西ゴート王国】より
… アラリック2世が507年ブイエVouilléの戦で,クロービスの率いるフランク軍に敗れ戦死したとき,王国は崩壊の危機にしたが,東ゴート王国のテオドリック大王の介入によって救われた。しかしアラリック2世の遺児アマラリックAmalaric(501‐531)は,少数のゴート人をガリアの地中海沿岸地域に残しただけで,大部分をイベリア半島のカスティリャに移動させ,王国の中心はイベリア半島に移った。531年のアマラリックの殺害によって,建国以来世襲的に王位を継承してきたバルト王朝は終りを告げる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」