世界大百科事典(旧版)内のアムネスティの言及
【移住労働者の権利条約】より
…正規の就労資格を持っている者には,労働関係の権利が手厚く保障され,特有の権利(不当な退去強制を受けない権利,海外に送金する権利,家族の同居権など)も認められる。また,職業紹介などの実行,ブローカーや不法雇用者の処罰,不法滞在者の合法在留資格の復活(アムネスティ)なども定めているが,他方で,不法滞在者を国外退去させる国家の権限も認めている。 条約は,20ヵ国の加盟で発効し,〈移住労働者人権委員会〉が形成され,加盟国における人権保護の実状につき,その国の政府の報告書,個人やNGOの人権侵害状況の通報をもとに審議・報告・勧告するものと予定されているが,批准国が二,三にとどまっていて発効の目途は立っていない。…
※「アムネスティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」