アメリカ村(読み)あめりかむら

知恵蔵mini 「アメリカ村」の解説

アメリカ村

若者文化を発信する店舗が数多くある大阪市中央区西心斎橋付近、御津公園を中心としたエリアの通称。「西の原宿」などと呼ばれ略称は「アメ村」。1969年に実業家・空間プロデューサーの日限萬里子が喫茶店「ループ」を出店以降、米国ファッションなどを扱う店が増えていき「アメリカ村」が自然発生した。90年代には日に7万人が集まるほどの活況を呈したが、次第に落書き騒音などにより荒廃していった。2006年より監視カメラが稼働されるなど、本格的に治安回復に取り組んでいる。

(2012-11-27)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のアメリカ村の言及

【美浜[町]】より

…漁業は漁法や魚介類の種類が豊富で,ブリ,イセエビ,アワビ,サザエなどが水揚げされる。西部の三尾(みお)は明治中期以降カナダ太平洋岸への出稼ぎが盛んで,俗に〈アメリカ村〉とよばれる。同地には《万葉集》に詠まれた〈三穂の石室(いわや)〉に比定される岩穴があり,〈風早の三穂の浦廻(うらわ)〉ともうたわれた。…

※「アメリカ村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android