アリア・ディ・ブラブーラ(読み)ありあでぃぶらぶーら

世界大百科事典(旧版)内のアリア・ディ・ブラブーラの言及

【アリア】より

…歴史的に見ると,初期の有節形式のアリア,固執低音にもとづくアリア,ロンド形式のアリア等をへて,18世紀には声のソナタあるいはコンチェルトになぞらえられるダ・カーポ・アリア(中間部を挟んで主部が反復される大規模で技巧的なアリア)の形式が成立する。また声の表情や用いられる技巧の種類に従って,緩やかなテンポでたっぷりと歌うアリア・カンタービレ,急速なテンポで技巧の限りを尽くすアリア・ディ・ブラブーラなど,さまざまなジャンルが併立した。19世紀に入ると,ワーグナーのように,ドラマの自然な流れを損なうとの立場からアリアを排撃する者も現れたが,イタリア風のオペラでは引き続きアリアが重要な役割を占め,アリアなしの名場面は考えることができない。…

※「アリア・ディ・ブラブーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む