《アリストテレス学徒にたいする逆説的論考》(読み)ありすとてれすがくとにたいするぎゃくせつてきろんこう

世界大百科事典(旧版)内の《アリストテレス学徒にたいする逆説的論考》の言及

【ガッサンディ】より

…南仏の小都市ディーニュ近くの農民の子として生まれ,同地の教会の主任司祭,パリの王立学院(現在のコレージュ・ド・フランス)の数学の教授になり,パリで没した。1624年に処女作《アリストテレス学徒にたいする逆説的論考》を発表して,懐疑主義の立場からアリストテレス哲学を攻撃したが,この形而上学否定,理性の全能否定の態度は,長くその思想の基調となり,42年にはデカルトの《省察》をめぐってデカルトと論争し,また経験論の開祖ロックにも影響を与えた。1626年ころから世界と人間を説明する最良の仮説として,長らく禁忌の思想であったエピクロスの学説に注目し,大著《哲学集成》(1659)その他を書いて,これとキリスト教との調和をはかった。…

※「《アリストテレス学徒にたいする逆説的論考》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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