世界大百科事典(旧版)内のアルキメデス的束群の言及
【束】より
… a(b∪c)=ab∪ac,(b∪c)a=ba∪ca a(b∩c)=ab∩ac,(b∩c)a=ba∩caこの条件はGを順序集合と考えたとき, a≦b ⇒ ac≦bc,ca≦cbということと同値である。 束群Gにおいて,x>1(単位元)であり,yが任意の元ならば,適当な自然数nをとれば,xn>yとなるとき,Gはアルキメデス的束群であるという。 正の有理数全体Qにおいて,二元a,bをとったとき,それを通分して,m/d,n/dと表し,a∪b=(mとnの最大公約数)/d,a∩b=(mとnの最小公倍数)/dと定めると,a∪b,a∩bは通分のしかたにはかかわらず決まり,アルキメデス的束群になる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」