世界大百科事典(旧版)内のアルキルケテンダイマーの言及
【サイジング】より
…紙の劣化を防ぐためにはバン土を用いず,中性ないし弱アルカリ性として抄紙する。サイズ剤にはアルキルケテンダイマーまたはアルケニル無水コハク酸などをエマルジョンにした中性サイズを用い,助剤に陽イオン性ポリマーを加え,充てん材として中性もしくは弱アルカリ性で安定な炭酸カルシウムを用いる。ロジンサイズはパルプに吸着しているだけであるが,この場合は中性サイズが炭水化物と反応して化学結合するので非常に安定な化合物をつくるため効果が永続する。…
※「アルキルケテンダイマー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」