世界大百科事典(旧版)内のアルハットの言及
【上座部】より
…一方,北伝の《異部宗輪論》によると,その原因は五事問題であったという。五事とは,修行者の達する究極の境地である〈阿羅漢(アルハットarhat)〉の内容を低くみなす五つの見解のことである。この五事を認めたのが大衆部となり,反対したのが上座部となった。…
【羅漢】より
…〈人々から尊敬・布施をうける資格のある人〉の意で,悟りをひらいた高僧を指す。サンスクリットのアルハットarhatの主格アルハンarhanの音訳〈阿羅漢〉の略称。応供と意訳する。…
※「アルハット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」