世界大百科事典(旧版)内のアルフェン,H.の言及
【電磁流体力学】より
…このときは磁場と液体の結合が大きく,磁場は流体に凍りついたようにこれとともに運動するとみなすことができる。このとき流体の密度をρとすると,磁束密度Bの磁場に沿って,の速度で伝搬する横波(アルフェン波)の存在しうることがスウェーデンのアルフェンHannes Alfvénによって指摘され(1942),多くの実験によって確認されている。流体が圧縮性をもつときは音波との干渉が生じ,純アルフェン波のほかに磁場と伝搬方向のなす角によって伝搬速度の異なる異方性の2種の磁気音波の存在することが知られている。…
※「アルフェン,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」