《ある在日朝鮮人の記録》(読み)あるざいにちちょうせんじんのきろく

世界大百科事典(旧版)内の《ある在日朝鮮人の記録》の言及

【在日朝鮮人】より

…金達寿は《玄海灘》(1954)で解放前の朝鮮人インテリの民族的自覚を描いて日本統治の非人間性を剔出(てきしゆつ)した。また張斗植の《ある在日朝鮮人の記録》(1966)が示すように,在日朝鮮人は苦難にみちた生活史をみずからの手で記録しはじめた。60年代にかけて李殷直の《濁流》,金石範(1925‐ )の《鴉の死》(そのテーマは《火山島》にひきつがれる),金達寿の《太白山脈》等,民族分断の根源への追究が目立った。…

※「《ある在日朝鮮人の記録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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