《アレクシアス》(読み)あれくしあす

世界大百科事典(旧版)内の《アレクシアス》の言及

【アンナ・コムネナ】より

…ビザンティン皇帝アレクシオス1世コムネノスの娘。父の臨終にさいし,夫のニケフォロス・ブリュエンニオスを帝位につける宮廷陰謀に失敗し,弟のヨハネス(2世)が即位するにおよんで修道院に入り,夫が残した1070‐79年にわたる未完の歴史をひきついで,15巻の《アレクシアスAlexias》を著し,父皇帝の歴史を記した。当時の擬古文,古代アッティカ風ギリシア語を用い,トゥキュディデス,ポリュビオスを手本とした,コムネノス朝時代の文芸復興の最大の文学作品で,幼少の頃から培われた著者の人文主義者としての教養が随所にあふれている。…

※「《アレクシアス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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