世界大百科事典(旧版)内のアングロ・サクソン様式の言及
【イギリス美術】より
…今日完全な形で残るイギリス建築の最も古い例としては,ブラッドフォード・オン・エーボンBradford‐on‐Avonの教会がある。窓が少なく,外壁に細い筋のような壁柱を用いただけの素朴な〈アングロ・サクソン様式〉は6~11世紀に行われたが,その後1066年のノルマンディー公ウィリアムによるイングランド征服がイギリス建築に新時代を導入した。すなわち,半円アーチや厚い壁を特色とする重厚な〈ノルマン様式〉が確立され,11世紀末から12世紀中ごろにかけて主流となった。…
※「アングロ・サクソン様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」