世界大百科事典(旧版)内のアンチ・ダンピング・コードの言及
【ダンピング】より
…【山沢 逸平】
[GATTによる規制]
古くから各国においてさまざまな形でアンチ・ダンピング制度が実施されてきた。しかしアンチ・ダンピング制度の濫用は自由貿易の阻害要因となるため,現在ではGATTがアンチ・ダンピング・コードを定めており,加盟国はそれに基づく制度を定めている。 GATTの6条は,ある国から他国へ輸出される産品の価格(いわゆる輸出価格)が,輸出国における消費に向けられる同種の産品の通常の商取引における比較可能の価格(国内販売価格)よりも低い場合をダンピングと定義する。…
※「アンチ・ダンピング・コード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」