世界大百科事典(旧版)内のアントアーヌ座の言及
【アントアーヌ】より
…舞台に本物の牛肉を下げたり,噴水から実際に水を出させたりする自然主義の行過ぎもあったが,舞台と観客との間に〈第4の壁〉を想定し,客受けを意識せずに登場人物になりきる演技を要求して,劇の真実味と迫力と統一を回復した歴史的意義は大きい。97年にアントアーヌ座に移り,ルナールの《にんじん》やシェークスピアの《リア王》で成功。1906年から14年までオデオン座を主宰し,《ル・シッド》《ジュリアス・シーザー》《ファウスト》などの古典の大作に取り組むが,財政的破綻を招き,第1次大戦後はもっぱら劇評家として活躍した。…
※「アントアーヌ座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」