《アンナ・クリスティー》(読み)あんなくりすてぃー

世界大百科事典(旧版)内の《アンナ・クリスティー》の言及

【オニール】より

…当時のアメリカ演劇には珍しいリアリズムの作風は,大いに歓迎された。その後の戯曲には,同じく手堅いリアリズムの手法を用いた《アンナ・クリスティー》(1921初演)や《楡の木陰の欲情》(1924初演)もあるが,他方ではヨーロッパの反リアリズム演劇の方法をいち早くとり入れ,多様な実験を試みた。たとえば《皇帝ジョーンズ》(1920初演)は表現主義美学を基礎として照明や効果音を重視し,主人公の感情を観客が見たり聞いたりできるかたちであらわそうとした。…

※「《アンナ・クリスティー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android