世界大百科事典(旧版)内のあんばばやしの言及
【あんば大杉】より
…疱瘡除けの神として,関東地方の各地に広まり,境内社,小祠としてまつられている。千葉県印旛郡や香取郡では,〈あんば大杉大明神,悪魔をはらってヨイヤサ〉というあんばばやしが伝えられていて,3月の疱瘡神の祭日にあんば踊をする。神社から借り受けた天狗面や,神輿が村内を回って,悪疫をはらうなどの行事を伝える地域も見られる。…
【桜川[村]】より
…茨城県南部,稲敷郡の村。人口7871(1995)。霞ヶ浦南岸にあり,村域は霞ヶ浦沿岸の低地から筑波稲敷台地の東端にかけて広がる。東部の浮島は明治期までは霞ヶ浦に浮かぶ島で,古くは紀貫之の歌にも詠まれたが,大正期以降の干拓で地続きとなった。かつては早場米地帯で米作が中心であったが,近年は野菜の生産がふえている。れんこんの生産も多く,特産地として知られる。湖岸は水郷筑波国定公園に含まれ,浮島,南北朝期に北畠親房の拠った神宮寺城跡,天台宗の名刹神宮寺など史跡・名勝も多い。…
※「あんばばやし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」