世界大百科事典(旧版)内のあんパンの言及
【パン】より
…最初はホテル,西洋料理店などで外国人向けにパンを焼いていたが,海軍が1873年から全面的にパン食を採り入れ,陸軍でも佐賀の乱,西南戦争の際大量のパンを使用した。74年に木村屋の木村安兵衛が米こうじを使ったパンにあんを入れた〈あんパン〉を売り出したのが評判となって一般に普及するようになった。その後90年の凶作のときの代用食として,また日清,日露戦争の軍用食糧として生産されたことも普及につながった。…
※「あんパン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」