世界大百科事典(旧版)内のアーモンド,G.A.の言及
【政治体系】より
…システム論を最初に政治学に導入したのはアメリカの政治学者D.イーストンである。以降,アーモンドGabriel A.AlmondやドイッチュKarl W.Deutsch等によって発展,精緻化され,現代政治理論における有力なモデルの一つとなっている。政治体系論は,〈比較政治〉の領域で発展途上国の政治的近代化の研究,〈地域社会の権力構造〉の分析,〈国際関係〉における国家行動の分析にも用いられている。…
【比較政治学】より
…すべての政治社会の様態を,科学的・客観的・理論的に,比較の視角から理解しようとする研究の総称。比較政治学が成立したのは,1954年にアメリカ社会科学研究評議会に比較政治委員会が設置され,アーモンドGabriel A.Almond(1911‐ )が委員長に就任し,若手研究者がその下に結集したことを画期とする。従来の政治学にあっては,主として西欧諸国を対象とし,そこでの政治制度や機構と自国のそれとの異同を,法律的・歴史的に記述する比較政治機構(制度)が一分野として成立していた。…
※「アーモンド,G.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」