世界大百科事典(旧版)内のイアトロケミストの言及
【生物学】より
…これは次の世紀での進化論に基礎を与えるものであった。
[生命観の変化]
生命観についてみると,16世紀から17世紀にかけてはS.サントリオやファン・ヘルモントに発したイアトロケミスト(医療化学派),ボレリに代表されるイアトロフィジシスト(医療物理学派)の考えかた,またデカルトの二元論などが,それぞれの時点での物理学や化学の進歩を反映しつつ,生命現象を統一的にとらえようと試みてきた。こうした各種の生命観は,実験や観察に方向づけを与える一方,生命観のほうも新しい知見によって変化をとげていった。…
※「イアトロケミスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」