《イェフタ》(読み)いぇふた

世界大百科事典(旧版)内の《イェフタ》の言及

【オラトリオ】より

…前者は17世紀初めの典礼劇から発展し,G.カリッシミによって典型的な形になる。それは聖書の章句をパラフレーズした散文詩(創作詩も挿入)で,モノディ様式による劇的表現,合唱の重視を特色とする《イェフタ》(1650以前),《ソロモンの裁き》(1669)など。しかしこの伝統は,M.A.シャルパンティエによってパリに伝えられただけで,19世紀まで挙げるべき作品はない。…

【ヘンデル】より

…四旬節オラトリオと並んで,ヘンデルは50年以後ロンドンの捨子養育院において《メサイア》をはじめとするオラトリオを演奏しつづけ,その慈善演奏は彼のオラトリオをイギリス社会に定着させる結果をもたらした。晩年のオラトリオの中ではとくに《テオドラ》(1750)や《イェフタ》(1752)が名高い。 なお,器楽作品としては,作品3の6曲のコンチェルト・グロッソ,作品6の12曲のコンチェルト・グロッソ,作品4および7のオルガン・コンチェルトのほか,《水上の音楽》や《王宮の花火の音楽》(1749年アーヘンの和約を記念する祝典で初演された)がある。…

※「《イェフタ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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