世界大百科事典(旧版)内のイエメン戦争の言及
【イエメン】より
…その長子アフマドは王位を回復し,51年開国政策を打ち出し内閣制度も発足させたが,62年9月アフマドの死亡に伴いサラール大佐のクーデタが起こり,王政は廃止され共和政となった。共和政権はアラブ連合(エジプト)の支援を受けて,63年国連に加盟したが,アフマドの子バドルを擁する王政派はイギリスとサウジアラビアの支援で各地で大攻勢を展開し,69年までイエメンは内戦状態となった(イエメン戦争)。サラール大佐は大統領に就任し,64年4月新憲法を公布,アラブ連合と軍事協定を結んだが,67年6月の第3次中東戦争の敗北により,イエメン内紛解決のための調停工作が開始された。…
※「イエメン戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」