世界大百科事典(旧版)内のイオンX線管の言及
【X線管】より
…W.C.レントゲンは1895年末,実験中の放電管から蛍光作用,写真作用のある放射線が発生することを発見し,手の骨の透視写真撮影に成功し,これにX線と名付けた。(1)イオンX線管 レントゲンの実験ではクルックス管と呼ぶ冷陰極放電管(二つの金属電極をもち管内に減圧気体を含むガラス製の放電管)から得たX線を使用した。放電で生じた気体の陽イオンが陰極に衝突し,ここで発生した電子が加速され陽極に衝突してX線を発生するものである。…
※「イオンX線管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」