イオンX線管(読み)いおんえっくすせんかん

世界大百科事典(旧版)内のイオンX線管の言及

【X線管】より

…W.C.レントゲンは1895年末,実験中の放電管から蛍光作用,写真作用のある放射線が発生することを発見し,手の骨の透視写真撮影に成功し,これにX線と名付けた。(1)イオンX線管 レントゲンの実験ではクルックス管と呼ぶ冷陰極放電管(二つの金属電極をもち管内に減圧気体を含むガラス製の放電管)から得たX線を使用した。放電で生じた気体の陽イオンが陰極に衝突し,ここで発生した電子が加速され陽極に衝突してX線を発生するものである。…

※「イオンX線管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android