最新 地学事典 「イカロニクテリス」の解説
イカロニクテリス
学◆Icaronycteris
翼手目イカロニクテリス科の一属。北米のグリーンリバー層(5200万年前)から発見された化石をもとに,小型コウモリ類のもつ翼やエコロケーションが始新世前期までに発達したことがわかった。北米やヨーロッパからは,Icaronycterisよりも原始的な特徴をもつオニコニクテリス属や,年代が5,500万年前まで遡るアルケオニクテリス属(ただし別属の可能性が指摘されている)が発見されており,Icaronycterisとともに小型コウモリ類の初期進化を示す化石証拠とされる。
執筆者:西岡 佑一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

