イカロニクテリス(読み)いかろにくてりす

最新 地学事典 「イカロニクテリス」の解説

イカロニクテリス

学◆Icaronycteris

翼手目イカロニクテリス科の一属。北米のグリーンリバー層(5200万年前)から発見された化石をもとに,小型コウモリ類のもつ翼やエコロケーションが始新世前期までに発達したことがわかった。北米やヨーロッパからは,Icaronycterisよりも原始的な特徴をもつオニコニクテリス属や,年代が5,500万年前まで遡るアルケオニクテリス属(ただし別属の可能性が指摘されている)が発見されており,Icaronycterisとともに小型コウモリ類の初期進化を示す化石証拠とされる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 翼手類

世界大百科事典(旧版)内のイカロニクテリスの言及

【コウモリ(蝙蝠)】より

…日本の翼手類は齧歯類よりも種数が多く,オオコウモリ科,キクガシラコウモリ科,カグラコウモリ科,ヒナコウモリ科,オヒキコウモリ科の5科からなり,約38種。
[化石]
 コウモリの中でもっとも古い祖先とされる始新世のイカロニクテリスIcaronycteris(イカロニクテリス科)は,前肢の第1,2指につめがあり,翼が幅広いところは大翼手類に似るが,臼歯は小翼手類同様に鋭い突起をもち,中間的である。すでに飛翔生活をしていた。…

※「イカロニクテリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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